事業承継成功事例

事業承継実績

最終更新日2025.10.01
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事業承継が途中でうまくいかなくなったケース

院長の場合

動物病院業界外の人、例えば弁護士や公認会計士が入ってくると、たいてい交渉はこわれます

メディカルプラザは、事業承継の交渉は院長と若い獣医師に直接お会いすることをコンサルタントスタイルにしています。

譲渡金額については、承継開業コンサルタント・西川の長年の経験からその額を院長と直接やり取りして決めてきましたが、その交渉に弁護士や公認会計士など、動物病院業界以外の方が院長が依頼して入ってこられると、たいていの交渉はこわれてしまいます。

業界外の人はリスクを指摘するのが常で、繁盛病院ゆえに売上があるといった事業承継のチャンスには気づきません。

譲渡金額はリスクでしょうが、承継開業にはこの譲渡金額をはじき出す、元となった「売上」がチャンスとして承継する勤務医にはありますから、きちんとした返済能力はあるのです。

売上が落ちていて、コンサルタントをお引き受けできない

メディカルプラザはこの事業承継をお引き受けする際に1つの目安を設けています。

それは「売上3000万円以上」という目安です。

これは、承継する若い勤務医と家族の老後の生活までを考えた上でメディカルプラザが独自に設けているものです。

院長からご相談を受けて直接訪ねると、最盛期よりもかなり売上が落ちていて、もう少し早く相談してくれていたならと残念に思う事例が増えています。

詳しくは「メディカルプラザから院長への2つのお願い」をご参照ください >>

　勤務医の場合

親、妻や婚約者が反対した場合

メディカルプラザの承継開業の特徴点は、「繁盛病院を若い獣医師に引き継ぐこと」です。

親がこの承継開業に反対する場合は、事業承継をM＆Aと混同しているケースです。

ダメになりそうな企業を買収するM＆Aと事業承継は根本から違います。

「繁盛病院」を譲り受けるのがメディカルプラザの事業承継です。

また、妻や婚約者が反対する場合は、承継開業病院を地方で引き継ぐケースです。

都市部の利便性や子供の学校のことなどから反対されることがあります。

しっかりと奥様や婚約者に理解してもらうことが大事です。

事業承継における「借金の額＝譲渡代金」だけをリスクとみて、その動物病院の「売上」をチャンスと捉えられなかった場合

病院規模が大きければ、その分、譲渡金額も大きくなります。

億超え病院になると、当然億単位、もしくは億近い額の借金を背負っての開業となります。

この借金の額だけをリスクとみて、億超え病院の承継をやめてしまうケースがあります。

億超え病院ですから、年間売上が億超えであることに大きなチャンスがあります。

億超え病院からのスタートは、新規開業スタートの10年分以上の時間を経た院長と同じ立場から開業スタートできる、ビッグチャンスなのです。

開業場所にこだわりが強い場合

承継者募集病院はどの地域で案件がでてくるのか、分かりません。

これが事業承継のデメリットの1つです。

ゆえに、開業場所にこだわりが強い場合、案件が出てこない場合もありますし、東京などの人気の場所だと競争が激しくて承継開業できないケースがあります。

メディカルプラザでは「事業承継は地方にチャンスあり」と呼び掛けています。

地方ではブランド病院が承継者を探していたり、承継者がなかなか見つからないことを院長が分かっているので、勤務医に有益な形で譲渡して頂けるケースもあります。

（例えば、譲渡代金を極度に下げるとか、譲渡代金全額を分割払いOKにするとか）

すでに住宅を購入している場合

生活安定のためには住宅購入はプラスですが、この承継開業においてはマイナスに作用することがあります。

それは、承継場所が限られてくるからです。

承継開業のデメリットは、「どこで案件がでてくるか分からない」ことです。

自宅近くで承継病院が見つかったケースもありますが、これはその若い獣医師が運を引き寄せることができたからとしか説明しようがないくらいのラッキーなケースです。