ショッピングセンター出院支援

| 動物病院の新規開業、分院設立が相次ぐなか、新たな立地候補としてショッピングセンター(SC)に注目したのは、(有)メディカルプラザの西川芳彦氏である。 動物病院専門の経営コンサルタントとして活躍している西川氏は、100件以上の動物病院の立ち上げに参画してきた経験と企業との人脈を生かし、全国の有力SCとの入居交渉を進めている。 西川氏が語るSC立地の利点とは、以下の5点である。
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すでにアメリカでは、小動物の動物病院約16,000件のうち半数がSCにあるという。確かに、SCは飼い主にとっても獣医師にとっても便利な場所に思えるが、ではSC経営者は動物病院をどのように考えているのだろうか。 「インターネットの普及に伴う通信販売の増加によりSCでの物品販売が停滞している現在、SC経営者は非物販にシフトせざるを得ない状況にあります。つまり、サービス業などの施設の充実を図ろうとしているわけですが、そこで、動物病院も集客力アップのための有望な事業として歓迎されるようになりました」こうした流れを、飼い主もSCも好意的に受け止めていると西川氏は断言する。 |
しかし、SCに動物病院を開くことに抵抗を感じる獣医師も少なくない。というのは、SCとの契約条件は通常テナントにくらべ厳しく、また制約も多いのではないかという懸念があるからである。
「売上げに対する歩合制なのか、とか施設や営業面での制約があるのでは、と思われ二の足を踏む人も多いようですが、私どもメディカルプラザは、その地域の通常のテナントと同じ条件になるよう交渉したうえで進めています。 歩合制ではなく定額賃料制で、診察時間も自由に設定でき、また設備に関しても過剰な制約を受けないこと、などがポイントになります」個人では難しいこうした交渉を、一切引き受けてくれるのが(有)メディカルプラザなのである。 |
| SCには広域型(大型)、コミュニティ型(中型)、近隣型(小型)の3形態があり、メディカルプラザが交渉しているのは主として近隣型である。これは、車で10〜15分圏内の人々が日用品の購入に週2〜3回訪れるタイプであり、広域型やコミュニティ型にくらべ身近な存在である。 |
SCでの展開については、ペットショップとの関係が気になるところでもある。「ペットショップがあるかどうかは、そのSCによって違いますし、たとえペットショップがあったとしても、経営は完全に独立していますので、ペットショップとどう付き合うかは院長の判断になります」と西川氏はSC立地に対する不安をひとつずつ払い去る。
では、SCと通常のテナントとは何ら変わることはないのであろうか?「そう思っていただいて結構です。ただ、やはりSC内ですので、土日の診療が必要になります。また、あえて難点を探せば、条件交渉に時間がかかること、業界内でSCがタブー視されていることでしょう」 動物病院の過当競争が避けられない現状で、SCが新しい立地候補として名乗りをあげ始めた。動物病院に対する世の中のイメージが変わりつつある時代に、SCも選択肢のひとつになったことは間違いないであろう。 |
| 月刊誌『Infovets』より |
しかし、SCに動物病院を開くことに抵抗を感じる獣医師も少なくない。というのは、SCとの契約条件は通常テナントにくらべ厳しく、また制約も多いのではないかという懸念があるからである。
SCでの展開については、ペットショップとの関係が気になるところでもある。「ペットショップがあるかどうかは、そのSCによって違いますし、たとえペットショップがあったとしても、経営は完全に独立していますので、ペットショップとどう付き合うかは院長の判断になります」と西川氏はSC立地に対する不安をひとつずつ払い去る。


