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獣医師と医師の引退年齢

2009 年 6 月 19 日

本日、ある医薬品会社の方と話していましたら、最近、獣医師で臨床を引退する60代の先生が
多いのに反して、人間のクリニックの先生は70代でも現役の先生が非常に多いという話がありました。

実際に、動物病院の開業院長の平均年齢が50歳未満であるのに対して、人間のクリニックの
開業院長の平均年齢は60代後半であるといわれています。

また、動物病院で倒産による廃業が非常に少ないのに対して、60代院長の引退廃業や健康上の理由による動物病院の廃業が増えているそうです。

考えて見ますと、動物病院は良い悪いは別にして、総合科目を診療しなければなりませんので
クリニックといえども、重症症例や緊急症例もあり、また、精神的に難しい飼い主さんも増えています。この動物病院院長に対する精神的・肉体的負担がかなり大きいことが、人間のクリニックの院長よりも動物病院の院長の引退年齢が早いことの理由になっていると思います。

私が、米国の動物病院を訪問したときに、開業院長のハッピーリタイアが一般的であることを
聞かされました。ハッピーリタイアとは、院長が自主的に早期引退して、時間的な余裕のある
ライフスタイルで生活することです。経済的にも余裕のある生活をするためには、資金をためること、病院を売却してまとまった資金を得ること、院長辞任後に顧問医として収入を得ることなど
さまざまな方法があります。

大きな病院では、勤務医に任せて休むことも可能ですが、病院の9割が獣医師2名以下の
病院であることから、大多数の院長は休むことに制約が大きいのが現実です。

健康上の理由で退職される動物病院院長の事例を少なくするためにも、ハッピーリタイアの
ライフスタイルを日本に根付かせることはぜひとも必要ではないかと思っています。

nishikawa 動物病院全般

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