新卒1年目で手術ができる病院とできない病院
2009 年 4 月 11 日
最近お会いしたある獣医学科の6年生の学生さんが、病院によって新卒1年目に手術をさせてくれる病院とさせてくれない病院があるが、1年目に手術をさせてくれない病院への就職は考えないと言っていました。
今後、病院の過密化と飼い主さんの病院に対する見る目が厳しくなると、病院格差は人材格差
となる傾向が強いので、病院は飼い主さんに対して魅力があるばかりではなく、獣医師に対してまた、看護師に対しても魅力がなければなりません。
特に、開業志向の獣医師にとって、研修医時代にどれだけの手術件数を経験できるかは非常に重要なポイントの一つですので、新卒獣医師の1年目に手術をさせない方針を持っているということは、向上心の高い獣医師にかなりのマイナスイメージを与えていると思います。
もちろん、手術だけでなく診療行為にはリスクがつきものですので、手順をつくした獣医師の
育成計画をもたずに、新卒獣医師を診療現場に出すことを避けなければならないことはいうまでもありません。
学生さんが病院見学に行った時にどのような点をみているか聞いてみると、
●院長の考え方
●新卒1年目に手術をやらせる方針か、やらせない方針か
●病院の診療件数、手術件数
●手術前後の手順と手術の内容
●勤務している獣医師の質
●給与(実質的な年収)
●休日(勤務医志向と開業医志向でニーズは異なる)
など、非常にシビアに見ていました。
今後の動物病院は飼い主さんの目と就職目的で見学する獣医師、学生の目で厳しく選別される
時代になっていると言えます。


